夜9時半頃に母から電話がかかってきました。
「ちょっと相談したい事があるんだけど今電話しても大丈夫かしら
お父さんの事なんだけど、胸が痛いって言ってるのどうしたらいいの?」
「胸って息が苦しいとかなの?」と聞くと
母は「お父さん朝たばこを買いに行ったときに転んじゃったみたいなの
本人は全然覚えてないんだけど手が血まみれになってたばこを握りしめて
帰ってきたのよ」
「朝に転倒したの?怪我した手はどうしてるの?」と聞くと
母は「とりあえずばんそこうを貼ってるんだけど痛いらしくてまだ出血が
止まらないみたいなのよ」

父が痛がっているので急いで着替えて実家に行くことに。
近くに住んでいる妹にも連絡をして夜間診療の病院を受診することにしました。

病院ではレントゲンを撮って傷の消毒、破傷風の注射をすることになりました。
レントゲンは問題なく出来たのですが、手のけがは母がばんそこうを何枚も重ねて
貼りすぎたらしく、傷にくっついてはがす時父がとても痛がります。
手の部分に麻酔をしてばんそこうをはがすことになりました。

検査の結果
手のひらの皮が広範囲にめくれているので完治するのに少し時間がかかるとのこと。
胸のほうは肋骨が折れているのでコルセットをしっかりと巻いておくと良いので
お家でも巻いておいてください。
幸い大きなけがではなくて一安心。

帰りの車で父は「胸が窮屈で苦しい。何でこんなん巻いてるんだ?」
「苦しいから取ってくれ」と言い出します。
母が「お父さん肋骨が折れているからコルセットしないといけないの」と言うと
父は「わしが骨おれたんか?いつや?わしはそんなん知らん」
母は転倒して血まみれで帰ってきたことを父に説明すると
父は「おーそうか。それで痛いのか。」と納得します。
でもしばらくするとまた「胸が苦しいから外してくれ」と言います。
母が説明し父が納得しての繰り返しでようやく実家につきました。

帰る前に父に怪我の事を説明し妹と私は家に帰ることにしました。

帰ってすぐに母から電話が
「お父さん苦しいからコルセット外して欲しいって言ってるから
外したらダメだって言ってくれる」
父に説明してもすぐに忘れるのでとりあえず今晩は父の好きなように
してもらうことにしました。。
次の日母から電話で結局父はコルセットは外して寝たみたいです。



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著者

ポンちゃん

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