まず初めに父のことを少しお話します。

今から12年ほど前になるのですが、父はちょくちょく物事を忘れるということがありました。
「おかしいなー」と思い父のかかりつけ医に相談したところ
「物忘れ外来」を紹介されそこで「認知症」と診断されました。

認知症の初期は軽い物忘れで日常生活にほとんど影響がなく過ごす事ができます。
症状が進んでいくと様々な事が起こると世間一般では言われています。
父が「認知症の人になる」なんて全く想像もつかないです。
「えーお世話ってどうすればいいの?」
「どんな風な人になるの?」不安一杯です。

そこで考えました。
「老人ホームで働いたらいいんじゃない!」
さっそく実行開始です。有料老人ホームで3年ほど働きました。

色々学びました。そのことはまたブログに書こうと思っています。

お花見 去年も来たのに全く覚えてない!

桜の花が満開でとてもきれい。

現在の父は要介護2で去年の事どころか30秒後には物事を忘れてしまいます。
本当に今の時間(たった今)しか覚えていません。

花が大好きなので満開の桜を眺める父はとても嬉しそうにニコニコ笑顔です。
その時は普通の人(認知症になる前の人)になり冗談を言ったりとても面白いです。
母も妹も娘も私もみんな父の冗談に大笑いです。
ユーモアセンスはバツグン!
でも忘れてしまいます・・・
なのでipadで証拠として写真やビデオを撮ります。

写真上映会開催

帰ったら早速、証拠写真を観てもらいます。
案の定「今日お花見行ったの?」「ここはどこ?」「こんなご飯食べたの?」
証拠写真には桜の木をバックにしてにこやかに笑っている父の姿が・・・
やっぱりどの写真も全く覚えていません。
行ったことすら忘れています。
でも写真を観ながら皆に冗談を言ったりしてとてもご機嫌です。
そしてまた母も妹も娘も私も大爆笑!
今年も楽しいお花見になりました。
また来年も皆で楽しいお花見に行けますように願っています。



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